2014年御翼1月号その3

フィリピ四・六「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。」

ウォルター・カルヴァート博士は、心配事についての調査をしたが、人々が心配していたことの40%は実際には起こらなかったという。更に、心配事の30%は、過去のことで、変えることのできない過去を心配することは無駄だという。過去を心配したところで、未来に何か良い影響を与えることはない。これで、心配事の70%は、心配しても意味がないということになる。また、心配事の12%は、心配する必要のない健康の問題だという。そして、心配事の10%は重要ではない、ささいな事柄である。残り、僅か8%が、真に心配すべき関心事なのだ。そして、この8%に関しては、毎日、それについて心配する時間を設けよう。例えば「毎日、4時〜4時15分まで、このことについて心配しよう」と決めるのだ。一日のうちどこかで「心配する時間」を定めよう。それ以外の時間は、「今は心配する時間ではない」と言い聞かせ、心配事を忘れるのだ。まとまって心配する時間を設けたならば、毎日を楽しく過ごせる。  イエス様は、マタイ六・三四で、「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である」と言われた。今日という日は、昨日私たちが心配した明日である。明日のことは思い煩わず、今日に集中しよう。そして、心配する代わりに、祈るのだ。

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